九谷和グラスとは−What's KUTANI-WA-GLASS−

九谷和グラス
ふたつの伝統工芸・九谷焼と江戸硝子を融合させた「九谷和グラス」は、それぞれの伝統に恥じぬようひとつひとつを丁寧に手作りしています。九谷焼の脚部分はすべてのデザインを手描きし、江戸硝子のガラス部分も手作りの吹き硝子のみを用いており、またその接合部分はグッドデザイン賞を受賞した技術が活かされています。 和洋を問わずに生活空間に調和する伝統工芸の新しい可能性を、ぜひお手にとってお確かめください。

九谷焼
加賀百万石文化の豪放華麗な美意識に強く影響された様式美を原点とし、その後多彩な画風を取り込んできた九谷焼。明治期にはその美しさが世界的に評価され、日本有数の磁器としての地位を築きました。

江戸硝子
明治9年頃を端緒として東京の地場産業へと発展した江戸硝子は、現代に至るまでひとつひとつを手作業で作る吹き硝子として、作品の奥深い風情とともに高い評価を受けています。

グッドデザイン賞受賞
ふたつの伝統工芸の融合を最大の特長とする九谷和グラスは、商品の要となる接合部分の品質にも研究を重ね、接合強度を母材破壊レベルにまで高めました。
これにより2006年度グッドデザイン賞(新領域デザイン部門)を受賞しています。

GOOD DESIGN

乳白硝子(オパール)
乳白硝子(オパール)のあぶり出し技法は、多彩な文様をガラスに浮かび上がらせる伝統技術です。特殊な原料の入ったガラスを使い、急激な温度変化でオパール色に発色する性質を活かして芸術性の高いガラス器が生まれます。九谷和グラスの市松文様「オパール」に用いられています。

レッドクリスタル(チューリップ)
重厚感があり、光の屈折率が増すため透明感と光沢に優れたクリスタルガラスで、日本のクリスタルガラスの定義を満たしています。九谷和グラスでは、「チューリップグラス」に用いられています。

バリウムクリスタル
バリウムクリスタルは、含鉛クリスタルと同程度の透明感・光沢を持ちながら環境への影響が懸念される鉛を含まず、さらに硬度・耐傷性に優れるという特長を持っています。九谷和グラスのガラス「無地」「斜」「格子」に用いられています。

ファインクリスタル(ロックグラス/ショットグラス/Vグラス/九谷ガラス香炉)
世界水準の輝きと光沢、透明感に優れ、かつ硬く傷がつきにくい特長を持ち、日本と欧州それぞれのクリスタルグラスの定義を満たすのがファインクリスタルです。職人の技能が活かされたこのグラスは、九谷和グラスの「ロックグラス」「ショットグラス」「Vグラス」「九谷ガラス香炉」に用いられています。

九谷和グラスはお好みのガラスを選べます。
※一部グラスの種類により選択できない文様があります。
※気泡が見られますが、吹き硝子の特長ですのでご理解ください。